自動車部品の組み立て加工及び製造ライン省力化装置開発・三重県名張市

辻金属製作所

設備紹介

バネセット工程

トルクコンバータのバネセット工程における設備をご紹介します。

加工機や検査機は自社開発しています。

バネセット加工機


この設備は、トルクコンバータに組み込まれているダンパー用部品の組立機になります。

各ホッパーよりスプリング、スプリングの両端に挿入される部材が供給され、個出し機構により定位置に配置され、カム式押し出し機構によりそれらの部材が組み合わさり、さらにシュートを通り、ダンパーに組み込まれる円形型のプレートの円周上にスプリングを自動で組み込んでいきます。
その際、軸端にある縦回転のカムを水平送りにし、さらに歯車とラチェット機構を用いてターンテーブルを間欠送りにしています。

1回転するとカムクラッチの伝達がきれ、組立動作が停止します。
駆動は0.1kW~0.4kWのモータ1つで、カム機構やリンク機構を用いて、これら1連の動作を構成しています。
スプリングは約1秒に1個セットでき、手作業に比べ約4倍の生産向上につながります。
※但し、バネの本数など条件により時間出来高は異なります。


バネセット検査機


組み立てされた製品の部品欠品、組み立て順序間違いを検査する設備です。
最近では、サーボモータ、ロボシリンダーを活用し、生産設備の汎用性を高める取り組みも行っております。


シート圧入機


この設備は、トルクコンバータに組み込まれているシートの圧入機になります。
各ホッパーよりスプリング、スプリングの両端に挿入される部材が供給され、個出し機構により定位置に配置され、カム式押し出し機構によりそれらの部材が組み合わさり、さらにシュートを通って容器内に収容されます。

駆動は0.1kW~0.4kWのモータ1つで、カム機構やリンク機構を用いて、これら1連の動作を構成しています。
スプリングへの圧入作業は約1秒に1個圧入でき、手作業に比べて約10倍の生産向上につながります。


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